高田泰治リサイタル in ライプツィヒ



高田泰治チェンバロ・リサイタル
5月8日(日) 15:00
ボーゼハウス「夏の間」

J・S・バッハ 《6つの小さなプレリュード》BWV933-938
J・S・バッハ 《パルティータ第2番 ハ短調》BWV826
J・S・バッハ 《4つのデュエット》BWV802-805
J・S・バッハ 《イギリス組曲第2番 イ短調》BWV807


 バッハ・アルヒーフ・ライプツィヒは世界で唯一の公的なバッハ研究機関。資料館や博物館も擁する「バッハの総合商社」です。バッハ音楽祭を毎年、バッハ国際コンクールを隔年で開催することで、バッハ演奏にも積極的に関わっています。
 そんなバッハ・アルヒーフの興行部門にとって重要な日常活動が「夏の間」を会場に行う定期演奏会。「夏の間」は同アルヒーフが入居するボーゼ邸内の広間です。バッハ自身が演奏を披露したこの会場で、世界中のバッハ演奏家が腕を競います。
 この、バッハのゆかりを重ねに重ねた演奏会に、チェンバリスト・高田泰治さんが登場しました。日本での恵まれた演奏環境、ドイツでの公演経験を武器に、ついにバッハの街でデビューです。小品と大作とを組み合わせたオール・バッハ・プログラム。終了と同時に、耳の肥えた常連客から「ブラアヴォ」の声が飛び出しました。

 演奏会の様子は6月発売の『モーストリークラシック8月号』、インタビュー記事は7月から出回る日本テレマン協会誌『ゲオルク』に掲載の予定ですので、そちらをご覧いただくとして、ここではひとこと、「弦楽器の弓の上げ下げ」が聴こえてくる見事なチェンバロだった、と言っておきます。そうそう、この日のプログラムと同じ内容でCDが発売されるそうです!これも楽しみ。