2013年演奏会回顧〔海外編〕


【第1位】ライプツィヒ・バッハ音楽祭 #68
ジョン・エリオット・ガーディナー, モンテヴェルディ合唱団&イングリッシュ・バロック・ソロイスツ▼バッハ《ヨハネ受難曲》▼6月20日 ライプツィヒ・トーマス教会▼詳細記事



【第2位】テューリンゲン・バッハ週間 #01
フィリップ・ヘレヴェッへ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘント▼バッハ《マタイ受難曲》▼3月23日 ヴァイマールハレ▼詳細記事


【第3位】ゲヴァントハウス管弦楽団 定期演奏会 第232期 シリーズIV/5
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮), アンドラーシュ・シフ(ピアノ)▼ベートーヴェン《ピアノ協奏曲第1番》, ベルリオーズ幻想交響曲》▼5月30日 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス▼詳細記事


【第4位】ライプツィヒ・バッハ音楽祭 #57
ラインハルト・ゲーベル&ヘルシンキバロック・オーケストラ▼イザベレ・ファウスト(ヴァイオリン)▼バッハ《ブランデンブルク協奏曲第1番》〔初稿〕, 《ヴァイオリン協奏曲イ短調》他▼6月19日 ゲヴァントハウス・メンデルスゾーンザール▼詳細記事


【第5位】バーデン・バーデン祝祭劇場イースター音楽祭「復活交響曲
サイモン・ラトルベルリン・フィルハーモニー管弦楽団▼ケイト・ロイヤル(ソプラノ), マグダレナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ), ベルリン放送合唱団▼マーラー交響曲第2番「復活」》▼3月24日 バーデン・バーデン祝祭劇場▼詳細記事


ベテランの巧手が光る。ゲーベルはヘルシンキバロック・オーケストラを自分色に染め上げた。ファウスト(国内編/海外編のダブルエントリー!)の好演を得てバッハで「爆発」。ムジカ・アンティカ・ケルンの勢いもかくや。ラトルが充実のパートナーシップ(楽団ともコジェナーとも)で「室内カンタータ」のような親密な《復活》を聴かせる。ブロムシュテットは「正気」の指揮ぶりで、ベルリオーズの「狂気」をいっそう深く彫琢。シフの即興に、客席も舞台上もドキドキさせられた。ヘレヴェッへの《マタイ》、ガーディナーの《ヨハネ》はそれぞれの最良の仕事。


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