『ピアノで弾くクラシック2011』発売!


 先日、掛川にあるヤマハ・グランドピアノ工場を見学しました。職人さんの熟練の手さばきや、徹底した品質管理などに感心しましたが、案内の方々のホスピタリティーにもいたく心を動かされました。ただの見学者も疎かにしないほど、ヤマハにとってピアノという楽器は重要なのだ、と改めて認識。
 そんなヤマハですから、ヤマハミュージックメディアという出版社を作り、ピアノ関連の書籍の発行にも相応の力を注いでいます。とくに、演奏・楽器に直結する楽譜出版が盛んで、それらは全国のピアノ学習者のみなさんにも好評とのこと。そんなヤマハミュージックメディアからこのたび、『ピアノで弾くクラシック2011』が発売とあいなりました。ショパンチャイコフスキーラヴェルといった音楽家の作品をピアノ編曲で楽しむ楽譜集です。とりわけ、今年生誕200年を迎えるリストの曲が多く取り上げられていて、リスト特集号と言っても過言ではありません。
 当方、この『ピアノで弾くクラシック2011』の前半、「知っておこうリストとその時代」「記念年を迎えた音楽家たち」のコーナーを担当しました。リストの生涯や、彼のピアニストとしての系譜はもちろんのこと、ロマン派の時代の社会背景や、ロマン派を代表する音楽家たちもピックアップ。このコーナーを読んでいただけば、19世紀から20世紀初めにかけてのヨーロッパ音楽の流れが一望できます。ご興味をお持ちの方にはぜひ、お手に取っていただきたいと思います。
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『ピアノで弾くクラシック2011』
ヤマハミュージックメディア, 2011年2月8日
ASIN:B004KSRPEW/¥1,260.- (税込み)
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