ライプツィヒ・バッハ音楽祭 2009 (2)


アンドレアス・シュタイアーと<ゴルトベルク変奏曲>のはなし

 アンドレアス・シュタイアー(1955年生まれ)は、ドイツのチェンバロフォルテピアノ奏者。ムジカ・アンティカ・ケルンを経て、現在はソロで大活躍中です。ムジカ・アンティカの<ブランデンブルク協奏曲>(DG; 423 116-2)を聴いたのは学部のときでしたが、今でも充分に刺激的。その音盤で第5番のソロを受け持っているのがシュタイアーです。ヴァイオリンのゲーベルやフルートのハーツェルツェトなど個性の強すぎる面々と共演しているのですが、完全にチェンバロが他のソロを飲み込んでいます。昨年日本での公演もあり、「バッハへのオマージュ」をテーマに素敵な演奏を聴かせてくれた模様。再注目の鍵盤楽器演奏家のひとりです。
 さて、このシュタイアーが満を持してライプツィヒ・バッハ音楽祭に登場、<ゴルトベルク変奏曲>を披露します。バッハ音楽祭では、多くの演奏家が<ゴルトベルク>に挑戦してきました。現在のところ第1位は、昨年のエフゲニ・コロリオフ。モダンピアノの演奏としては最高の部類に入ります。チェンバロでの名演が少ないのは寂しいので、ここでシュタイアーに意地を見せてもらいたいですね。
 シュタイアーの<ゴルトベルク変奏曲>に敬意を表し、この曲についてブログで何回か連載をいたします。ご興味ある方、どうぞお楽しみに。
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ライプツィヒ・バッハ音楽祭 Nr.86
アンドレアス・シュタイアー/バッハ<ゴルトベルク協奏曲>BWV988
2009年6月20日(土)/連邦行政裁判所大法廷
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写真:<チェンバロ> イタリア,16世紀(塗装は18世紀), ニュルンベルク・ゲルマン博物館所蔵